さび(腐食)について
stainless steel
ステンレス
STAINしみ・汚れ・錆びる
LESS~しない・いっそう少ない
時計の素材でよく使用されているステンレス、よく「ステンレスって錆びないんですよね」という言葉を耳にしますが、実際は錆びるんです。
ステンレスに含まれるクロムが酸素と結合し保護皮膜を作ることで錆にくくなっているだけなのです。なので使用する環境や条件によっては錆(または腐食)がおきてしまうのです。
この保護皮膜によりステンレスは錆にくいのですが、弱点として塩素イオンなどを含む環境が苦手です。なので塩素系の洗剤で洗うのは厳禁です。
また、海水でも皮膜は破壊されますので海水に浸かったあとは真水でキレイに洗い流し乾燥させることが大事です。
チタン | 通常、錆=酸化 そこから錆が金属を侵食していくわけですが、チタンの場合少し違います。チタンは常温にさらしておくとたちどころに酸化します、が、それはチタンの表面のみで其処から内部への侵食はないのです。この表面にだけにチタン酸化物の皮膜が出来る事により酸や海水等の腐食性の環境から守っているのです。 |
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金 | 有史以前から貴重な金属として知られている金、酸化しにくいのも特徴のひとつでそれゆえに様々な高級製品に用いられています。 純金は空気中で酸化皮膜を作ることはなく錆びることはないのですが、それ単体で製品にするには柔らかすぎるので割り金(銀・銅・パラジウム等)をしています、それが18金であったり14金と呼ばれるものになります。金にその他の金属を混ぜるため金自体は酸化することはなくても他の金属が反応し酸化、またはイオン化していきます。それが金の変色の原因の要因でもあります。 |
真鍮 | 銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上のものを真鍮と呼ぶ事が多く金に似た光沢と加工のしやすさで時計の素材ではよく用いられます。 しかし錆びやすいという欠点があるためメッキ加工してあるものがほとんどです。磨耗によりメッキが薄くなったところに汗や皮脂等が入り込み真鍮部分の銅と反応して緑青(錆)・腐食が起こります。 |
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