世界中で最も有名であろう腕時計ブランド「ロレックス」。創業者のハンス・ウィルスドルフが義兄弟ディビスとともにロンドンで時計商社を設立したのが始まりです。懐中時計が主流であった時代に早くから腕時計の利便性に着目、それまでの腕時計と比較して防水性が格段に高い「オイスターケース」を開発・実用化。その後も自動巻時計の先駆け「パーペチュアル機構」や瞬時に日付が切り替わる「デイトジャスト」を発明、腕時計で初のクロノメーターの認定を受けロレックスの名を世界に広く知らしめました。

ロレックスはそれまでの技術・経験を活かし、時刻を刻む以上の機能を備えたツールとしての役割を果たすプロフェッショナルウォッチを開発。深海、飛行、登山、スポーツなど様々なジャンルのプロが着けるにふさわしいモデルを次々と発表しました。究極の実用性を追求するそれぞれのモデルには数々の物語があり１９２７年にはロンドンの記者メルセデスグライツがロレックスをつけたままドーバー海峡を泳ぎきり、１９６０年にはフランスの深海調査潜水艇トリエステ号の船体外部に取り付けられ深度１０９０８メートルまで到達、１９５３年のエドモンドヒラリー卿によるエベレスト登頂時には同行したシェルパが着用。

こういった過酷な環境下にも耐えうる究極の実用性やビジネスからプライベートまで幅広く活用できるファッション性、そして誰もが認めるステイタス性がロレックスの魅力でしょう。

しかしいくらタフなロレックスでも長年使用すれば傷みます、機械内部の故障もあれば外装部分の腐食・破損もあります。分解掃除はもちろんの事、外装部品の溶接修理やベルトの部品作製までを承ります。